
日本で飲食店や居酒屋に行くとワーキングホリデーで日本で働いている韓国人を頻繁に見かける。YouTube や Instagram などの sns でも『日本ワーキングホリデー生活』などをあげている一般人の動画の人気が高まっている。
私も韓国でワーキングホリデーをしたいという考えがある。弘益大学の学生約20人にインタビューを行った。
ワーキングホリデーで海外で働いている友人や知人がいるのかという質問では、10 名がいると答えた。アメリカと日本で働いているという人が多いとのことで、韓国人は日本人に比べて英語が上手な人が多く、日本語はできないという意見が多かった。なので、むしろ日本にワーキングホリデーに行って日本語を学びたいという声もあった。グラフを見て分かる通り、日本と韓国では大きな点数の差が見られる。
近年韓国では日本文化への関心が高まり、「日本ブーム」とも呼べる現象が起きています。かつては政治的な対立などもあり、日本文化が敬遠されることもありましたが、現在では若者を中心に日本のアニメ、ファッション、食文化などが広く受け入れられています。このブームの背景には、以下のような要因が考えられ
ます。
下の韓国学生の国別就職状況のグラフを見て分かるように、ここ近年で日本での就職率が上がっていることが分かる。東京の最低賃金は 1,113 円(2024 年 7 月時点)で、韓国はすべての地域共通で
9,860 ウォンと定められている。今はかなり円安が進んでしまっているので、日本人が韓国に行くのは以前より
も費用がかかるが、反対に韓国人からしたら以前より安く日本を楽しめるため日本ブームが起きているということも事実であるとの事だ。韓国では日本文化への関心が高まり、「日本ブーム」とも呼べる現象が起きている。若者を中心に日本のアニメ、ファッション、食文化などが広く受け入れられている。
日本人でワーキングホリデーを行った経験がある人の中では、韓国での生活と就労の体験を生かして外資系企業に入社する人や、シンガポールなど東南アジアで活躍しているグローバル人材がたくさんいます。
特に外資では海外経験のあるなしが採用の決め手となるため、韓国でのワーキングホリデーは重要なのです。
日本と韓国のワーキングホリデー制度は、両国の若者にとって非常に有益なプログラムであり、異文化交流を深め、語学力の向上やキャリアスキルの向上、社会的なネットワークの拡大といった多くのメリットを提供していると考える。

特に、ワーキングホリデーの最大の魅力は、現地での生活を通じて、日常的な会話や実際の仕事を経験することができる点である。これにより、単に語学を学ぶだけでなく、異文化の中で実際に働きながら自分自身を成長させることができる。また、仕事の文化や環境の違いを体験することは、将来の国際的な仕事やビジネスにおいて重要なスキルを身につけることにもつながるであろう。さらに、ワーキングホリデーを通じて得られる経験は、仕事のスキルだけでなく、人間関係を築くための重要な機会を提供します。現地で他のワーキングホリデー参加者や現地の人々と出会うことで、国際的なネットワークが広がり、将来的に仕事やプライベートでもそのつながりを活かすことができる。特に、異なる文化背景を持つ人々と接することで、自分の視野が広がり、柔軟で多様な価値観を
受け入れる力を養うことができる。とはいえ、ワーキングホリデーには言語や文化の違いという課題も伴う。特に初めて異国で生活する場合、言葉の壁や日常生活での戸惑いがあるかもしれません。そのため、十分なサポート体制が整っていることが重要です。現地での住居探しや就業に関するアドバイス、生活面でサポートがあれば、安心して生活を始めることができ、より充実した経験を得ることができます。こうしたサポートがあれば、参加者は文化や言語の違いを乗り越え、最大限にワーキングホリデーを楽しむことができるであろう。
総じて、日本と韓国のワーキングホリデーは、両国の若者にとって、異文化理解を深め、語学力や仕事のスキルを高め、国際的な視野を広げる素晴らしい機会となりますが、それを最大限に活かすためには、サポート体制が不可欠であり、制度を有効に活用するための準備が重要だと言える。
そのサポートとして、ワーキングホリデーエージェントという仕組みがある。ワーキングホリデーエージェントとは、海外でワーホリを希望する人に対して、ビザ申請、現地での仕事探し、滞在先の手配、語学学校の紹介などをサポートする会社や団体のことだ。ワーホリは個人で手続きすることも可能であるが、エージェントを利用すると準備や現地での生活がスムーズになるため、多くの人が活用している。

ワーホリエージェントの仕組みとして
① ビザ申請サポート
ワーホリビザの申請には、国ごとに異なる条件や書類が必要です。エージェントは申請手続きのアドバイスを行い、必要な書類の準備やオンライン申請のサポートを提供する。
② 語学学校の紹介・手続き
ワーホリ渡航前または到着後に語学学校に通う人も多いため、エージェントは現地の語学学校を紹介し、入学手続きを代行することができる。エージェントを通じて申し込むと、特別な割引を受けられる場合もある。
③ 渡航準備・オリエンテーション
エージェントは、航空券の手配や海外保険の紹介、持ち物リストの提供など、渡航前の準備をサポートする。
また、現地の生活や仕事探しについてのオリエンテーションを実施し、渡航後のトラブルを防ぐための情報を提供する。
④ 現地でのサポート
到着後すぐに利用できるサポートとして
• 空港送迎サービス(有料または無料)
• 銀行口座開設
・携帯電話契約のサポート
• 仕事探しのアドバイス(履歴書の書き方や面接対策)
• 滞在先(シェアハウス、ホームステイなど)の紹介
• トラブル時の相談対応(病気や仕事の悩みなど)
⑤ 仕事の紹介・求人情報提供
エージェントによっては、現地でのアルバイトやインターンシップの紹介を行っているところもある。特に初心者向けの仕事(カフェ・レストラン、ホテル、農場の仕事など)を紹介するケースが多い。
そしてエージェントには大きく分けて「無料エージェント」と「有料エージェント」の
2 種類がある。
無料エージェント
• 語学学校の紹介手数料などで収益を得ているため、ワーホリ希望者は基
本的に無料で利用できる。
• サポート内容は限られていることが多く、特に現地での対応は最小限。
• 語学学校への入学が条件になっていることが多い。
ある程度自分で手続きを進められる人、語学学校に通う予定があり、費用を抑え
たい人に向いている。
有料エージェント
• 手厚いサポートを受けられるが、費用がかかる(数万円~数十万円)。
• ビザ申請、仕事探し、現地でのサポートが充実している。
• サポートプランが複数あり、渡航前後の支援を自由に選べる。
初めての海外生活で不安がある人、渡航後のサポートをしっかり受けたい人に向いている。
エージェントを利用する場合、メリット・デメリットがある。
そこを上手く考える必要がある。メリットとして
・手続きがスムーズになる → ビザ申請や滞在先の確保など、自分でやるより手
間が省ける。
・仕事探しや現地生活の不安を減らせる → 特に英語が不安な人にはサポート
が心強い。
・トラブル時のサポートがある → 現地で困ったときに相談できる窓口がある。
デメリットとして
・ 費用がかかる → 有料エージェントの場合、数万円~数十万円の追加費用が必要。
・自分でできることも多い → ビザ申請や仕事探しは個人でも可能なため、エージェントが必須とは限らない。
・エージェントによって質に差がある → サポート内容や口コミをよく調べる必要がある。ワーホリエージェントは、ビザ申請の手続きから現地での生活サポートまで幅広いサービスを提供しており、特に海外経験が少ない人にとっては心強い存在である。ただし、費用がかかることも多いため、自分でできることを把握し、必要なサポ
ートだけを選ぶのが賢い利用方法である。エージェントを選ぶ際は、口コミやサービス内容をよく比較し、自分に合ったサポートを提供してくれるところを選ぶことが大切である。
まとめとして、
ワーキングホリデー(ワーホリ)は、日本と韓国の若者にとって、異文化交流やキャリア形成の機会を提供する制度であり、特に近年は韓国での「日本ブーム」により、日本でのワーホリが人気を集めている。韓国の若者の多くが日本での就労や生活に関心を持ち、日本語を学びながら働きたいと考えていることが調査からも明らかになった。また、日本のワーホリ経験者の中には、外資系企業に就職したり、海外で活躍したりする人もおり、ワーホリが将来的なキャリアの礎となっている。
ワーホリの魅力は、単に語学を学ぶだけでなく、異文化の中で実際に働きながら経験を積み、自分を成長させることができる点にある。しかし、ビザ申請、仕事探し、住居の確保など、多くの課題も伴う。そのため、多くのワーホリ希望者が「ワーキングホリデーエージェント」を利用している。エージェントは、ビザの取得支援、語学学校の紹介、渡航準備、現地での生活サポート、仕事の紹介などを行い、ワーホリ希望者がスムーズに海外生活を送れるように支援する。エージェントには、「無料エージェント」と「有料エージェント」の 2 種類があり、それぞれ特徴が異なる。無料エージェントは、語学学校の紹介手数料などで収益を得ているため、利用者は基本的に費用を負担せずにサービスを受けられるが、サポート内容が限られる場合が多い。一方、有料エージェントは、手厚い
サポートを提供するものの、利用料がかかる。そのため、ワーホリ希望者は、費用やサポート内容をよく比較し、自分に最適なエージェントを選ぶ必要がある。
エージェントを利用することのメリットとしては、ビザ申請の手間を軽減できることや、仕事探しや生活面の不安を解消できることが挙げられる。特に、海外生活が初めての人にとっては、現地でのサポートが心強い。しかし、費用がかかることや、自分でできることを考慮せずにエージェントに依存しすぎると、本来得られるはずの経験を逃してしまうリスクもある。また、エージェントによってサービスの質に差があるため、利用前に口コミや評判を調べることが重要である。
総じて、ワーホリは語学力の向上、異文化理解、国際的なネットワーク構築など、多くのメリットを提供する貴重な機会である。特に韓国人にとって日本でのワーホリは円安の影響もあり、経済的に魅力的な選択肢となっている。一方で、成功するためには事前準備が不可欠であり、エージェントを活用する場合も、自分に合ったサポートを慎重に選ぶ必要がある。ワーホリを最大限に活かすためには、計画的な準備と主体的な行動が求められる。
記者:北野慧都